(1)消費税は社会保障の充実のために使われているのか

税と社会保障の一体改革

●消費税10%へ 宣伝費1億6000万円

あなたは見たでしょうか。テレビ、新聞で「みんなの安心が、ひとつずつ、実現し始めています」という宣伝を。

この広告費の出所はもちろん税金です。テレビCMは7000万円、新聞広告は2014年10月25日に、全国70紙に掲載して9000万円。合計1億6000万円です。

●社会保障の充実?安定化?

消費増税によって社会保障の充実がはかられるかのように宣伝していますが、トリックがあります。

政府の公式文書では「消費税率引上げによる増収分は、全て社会保障の充実・安定化の財源となります」となっているのです。この「安定化」というのがくせもの。

●赤字の穴埋め

「安定化」の中身は「赤字の穴埋め」です。

基礎年金の、国の負担割合を2012年に3分の1から2分の1へ引き上げました。

その財源を消費増税を見込んで国債(借金)でまかなったのです。この借金返済と今年度分のために使うのが約3兆円です。

●充実のための予算は1割

消費増税5兆円のうち、「社会保障の充実」とされているものに使われるのは5000億円(内容もいろいろ問題あり)。

診療報酬、介護報酬など、増税に伴う経費増に使われるのはわずか2000億円にすぎません。

みんなの安心は遠のくばかりです。