
青い表紙の、ボロボロのノートがあります。10代から30代にかけて、本を読んでいて「これ、いいな!」と思ったところを書き抜いていたのです。
むのたけじさんの『詞集 たいまつ』(三省堂新書、のち評論社)の形式をまねてナンバーを振りました。最後は147番です。
最後まで写し終わるのがいつになるのか分かりませんが、ぼちぼちやっていこうと思います。(2025年11月4日)
- こそが理性を鋭くする。  (グラムシ〈1891-1937〉 芝田進午『人間性と人格の理論』p.337からの引用。青木文庫版『現代の君主』p.78)

 - 世界における偉大なことはなにひとつ情熱なしになしとげられなかった。 (ヘーゲル〈1770-1831〉 芝田進午の著作からの引用と思われる)
 - ともかくどんな流儀のものでもいいから、本を読むときにはぜひノートを作られるようにおすすめしたい。それは読んだ本の内容を消化して本当に自分のものにし、また本を読んでものを覚える習慣をつけるための最善の方法だからである。 (宇佐美誠次郎〈1915-1997〉  『学問の五〇年―経済学エッセイ集 』新日本出版社、1985年 だったと思う。)

 - 学問にとって平坦な道はありません。そして、学問の険しい小道をよじ登る労苦を恐れない人々だけが、その輝く頂上にたどりつく幸運にめぐまれるのです。 カール・マルクス〈1818-1883〉 『資本論』「フランス語版への序言とあとがき」 新日本新書版、p.32)
 - 

 






