2026-02-05
その「みこし」、間違っています
今朝(2026年2月4日)の羽鳥モーニング。「みこし」図で高齢化社会危機論をあおっています。
騙されてはいけません。
65歳以上でも働いている人はたくさんいます。
15歳~64歳でも働いていない人もいる。学生、専業主婦、ひきこもり、等々。
非正規で所得の少ない人は、正規の人と比べて「支える力」が3分の1とか4分の1しかありません。
こういうことをこの「みこし」図は全く無視して、単純に危機をあおっているわけです。

2025年11月12日の羽鳥モーニングにも、この「みこし」図が登場。
そのときに書いたものを掲載します。
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「高齢化によって、現役世代の負担が耐えがたくなる」という図で、多くの国民が信じ込まされています。そう、高齢化社会危機論です。
しかし、この「みこし」はフィクション。

そのデタラメさを30年以上前から批判しているのですがいまだに流通しています。
上にいる人は65歳以上で、下にいる人は15歳~64歳(生産年齢人口と呼ぶ)。
この生産年齢人口というのがくせ者です。
65歳でも働いている人はたくさんいます。15歳~64歳でも働いていない人もいる。学生、専業主婦、ひきこもり、等々。
非正規で所得の少ない人は、正規の人と比べて「支える力」が3分の1とか4分の1しかありません。
こういうことをこの「みこし」図は全く無視して、単純に危機をあおっているわけです。
働いている人が働いていない人を支えているのであって、その比率は以前から1対1で、今後もさほど変わりません。
非正規雇用の比率が高まっていることが問題ですね。
実は、私たちのこの批判を政府もこっそり認めました。
総務省「自治体戦略2040構想研究会」の第1次報告(2018年)を読んでいたら、次のような記述があって驚いたんです。
「非就業者1人に対する就業者の人数(子どもを含む非就業者と就業者の比率)は0.9~1程度で推移しており、大きな変化はない」(28ページ)。
2017年の厚生労働白書にもグラフが掲載されていたんですね。

しかし、みこしは相変わらず活躍しています。
社会保障改悪を進めるために、でたらめな図を使うことを厳しく批判しなければなりません。
国民がこの図を信じている限り、改悪を跳ね返すことはできないでしょう。
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