目に見えるサービス充実なし 府中町の単独市制を考える その2
「行政サービスの充実」はあるのか
住民説明会用資料7ページには「人口が5万人を超えると、行政サービスの充実や都市的イメージの獲得のため、市になる(市制を施行する)のが自然な流れ(地域の発展に向けた姿勢)となっています」とあります。

ここには、「行政サービスの充実」と「都市的イメージの獲得」のために「市になるのが自然な流れ」だと説明されているわけですが、まず、「行政サービスの充実」とは具体的にはどのような内容でしょうか。また、市になることと「行政サービスの充実」はどのような関係にあるのでしょう。

また、6ページには、「高次元のサービスが提供でき、都市機能が整い、コンパクトで住みよい街となることを推し進め、当町の持つ魅力を発信していくべき」とあり、ここでいう「高次元のサービス」「都市機能」とは何を意味しているのか。その2つは町ではできないということでしょうか。
同じく17ページには「①自治体としての総合力を高め、②都市機能の充実による③魅力的なまちづくりを進める手段として、市制施行は有力な選択肢であると考えられます」とありますが、
市になるとどうして①「自治体としての総合力」が高まり、②都市機能が充実し、③魅力的なまちづくり、を進めることができるのか、その理由、根拠を特別委員会で問いました。
羊頭を懸けて狗肉を売る
その答弁は「行政サービスの充実」「都市機能の充実」として「目に見えるものはない」というもので大変驚きました。
府中町から視察に行った4市のうち3市が町から市に移行したメリットとして福祉事務所の設置をあげており、福岡県那珂川市は、「移譲事務は福祉事務所の設置が特に大きいが、それ以外の影響は小さい」と回答しています。
府中町はすでに福祉事務所を設置していますので、これといった「行政サービスの充実」はないのです。
「行政サービスの充実」「高次元のサービスを提供」「自治体としての総合力の向上」「都市機能の充実」というのはいずれも看板だけで中身がない。
こういうのを「羊頭を掲げて狗肉を売る」(羊頭狗肉)というのです。羊の頭を看板に掲げながら、犬の肉を売る。見せかけや触れ込みはりっぱでも、実質がありません。
国からのお金(交付税・補助金)は変わらない
多くの方から「市になると国からもらえるお金が増えるのではないか」という質問を受けますが、そういうことはありません。同じ基準で交付税が計算されて、市町村に届きます。市でも町でも村でも同じ基準なのです。補助金についても同様で、市町村による差はありません。











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