税金の滞納ワースト10からみえる貧困の広がり
府中町議会は、9日からはじまり12,13日が一般質問。14日から19日が平成27年度決算特別委員会(略称、決特)で、20日に再び本会議をして12月議会は終わります。
18人いる議員の半分の9人が委員で、今年は議席番号奇数の人がなります。
私は7番ですので、いきなり決算特別委員になったわけです。
初日の14日が全体会で、「主要施策」についての説明を受け、質問をします。今日15日と明日16日は分科会で、今日は総務・文教について、明日は厚生・建設についての決算の報告を受けます。
本日配布された資料に町税と国保税の「滞納ワースト10」がありました。
町税と国保税の重複滞納者が1名ですので全部で19人。
両方あわせての特徴ですが、ほとんどが自営業。建設関係が一番多く、飲食、自動車整備、アパート経営、運送アルバイト、派遣社員などです。
長引く不況によって経営が困難になり、貧困に陥って税金が納められなくなっている。高すぎて払えないということもあるでしょう。
約半数が月5万円とか2万円を分納中で、不動産、自宅を売却して完納した人が2人。生活が苦しいなか頑張って払っているんですね。
「滞納者から厳しく取り立てろ」という意見もありますが、一人ひとりの実情をみると、税金を払わないのではなく、払えなくなっている。
悪質な滞納者は、ほとんどいません(帰国という人が1人いて「逃亡」したのかもしれませんが、どのような事情があったのかは分からないですね)。
生活を立て直してもらうということを前提にして、滞納を整理することが大切だと思いました。
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