今回の再選挙と2019年参議院選挙の結果を比較してみました。
大きな地殻変動が起きています。
※桃色は宮口票が西田票を上回った自治体
投票率は前回が44.67%で今回が33.61%で、投票総数は前回より25%減っています。
(1)野党側は前回票の1割減なのに対して、自民側は4割減です。
前回は結集ひろしま(立民、国民、社民)と共産党がそれぞれ候補者を立てその合計は40万。今回、宮口さんの票が37万
自民党は河井票が30万に溝手票が27万 合計57万 今回、西田票は37万
宮口さんという候補者を得、「市民連合」を介して「結集ひろしま」+共産という共闘ができ、「変えたい」と思う有権者の受け皿になったと思います。
(2)西田票の方が多かったのは、岸田さんのお膝元広島市中区、基地のある呉市と江田島市、海田町。あとは熊野町、坂町、安芸太田町、大崎上島町。
(3)西田票が上回った自治体でも、ほぼ4割減。
(4)宮口票が前回の森本+高見票を上回った自治体が8つもあります。得票総数が25%程度下がっているなかで、これはすごい。
広島県で一番小さい自治体である神石高原町は宮口 226票上積み(114%) 西田 1269票減(46%)
野党票は増え、自民党票は半分以下になってしまいました。一体何が起きたのでしょうか?
(5)投票率が低かったことは残念ですが、今回の結果によって、「選挙に行く人が政治の方向を決める」のだという理解が広がるといいですね。
(6)広島だけは負けてしまうかもしれないという不安がありましたが、3選挙区そろって勝つことができて本当によかったと思います。
総選挙に向けて野党共闘がさらに広く深くなっていくことが自民党政治を倒すために求められます。今回の選挙結果がそこに繋がることを切に願っています。