河井マネー疑惑の全容を解明せよ。 6月29日

みなさん

 河井あんり後援会長だった繁政秀子町会議員が、河井克行容疑者から現金30万円を受け取っていたと証言しました。

 「いただかれません。選挙できんくなる」と断ったと中国新聞にありますが、「安倍さんから」と言われて受け取ったわけですから被買収――買収しに応じたという犯罪です。

 繁政議員は、即刻議員を辞職すべきです()。

 この演説をした6月29日、辞職願を提出し議会は承認しました。

みなさん

6月27日、土曜日の中国新聞によりますと、繁政議員を含め31人の首長、議員が受け取ったことを認めました。

みなさん、お涙頂戴の言い訳をしています。

・土井正純・呉市議「直観として分かりましたので、一度、差し戻しました。そういった押し問答があり、結果的に不徳の致すところで、押し付けられかたちで受け取るはめになった」

・石橋竜史・広島市議「『このたびは当選おめでとう』と言って、(封筒を)出されたので、わたしは当然ながら『勘弁してください。やめてください』と訴えたところ、胸元に『取っておきなさい。これは、2人だけの秘密だから。わかったね』と言って、ねじ込まれる格好だった」とウソ泣きまでしました。

・沖井純県議は「袋ごと持ってこられたのち事務所に返しに行った。代議士との関係性がむやみに壊れたら地域が困る。なかなかむずかしい状況」と貰ったのは地域のためだと言わんばかり。

・天満祥典・三原市長は「先生こらえてください、これ以上のことは、と何回も固辞をした。しかし、それでも預かってくれ、ということだったので、二人の秘密、ということで理解をした。国会議員の先生を信用していたので受け取ったし、秘密は守り通そうとも思った」とこれまで「受け取っていない」とウソをついてきたことを誤魔化そうとしています。

 みなさん

固辞するとは「断固としてことわること。かたく辞退すること」であって、貰ったら固辞とは言わないのです。

安芸高田市の児玉浩市長は、丸刈り姿で登庁し、「今できることを考え、『反省を示さなくちゃ』とこういうヘアスタイルにした」と説明。

「深く反省している」と謝罪したと新聞にありましたが、写真を見たら坊主でもなんでもない。

進退については「後援会や市民の声を聴いて判断したい」と未練たらたらです。

坊主頭は反省したふりで髪の毛はすぐ生えてくる。そのことは不倫問題で問題になりながら辞職しなかった中川俊直元衆議院をみれば分かります。

時が経てば平気な顔をして町内の行事に顔を出しているじゃないですか。

公職選挙法では、買収目的で現金を受け取った側も違反となります(被買収)。

3年以下の懲役、禁錮または50万円以下の罰金。罰金刑以上が確定すれば、公民権停止となり、議員は失職――辞めなければならない。

そういう犯罪なのです。お金をもらった議員は即刻辞任すべきです。また、検察が起訴するのは当然です。違法行為を見のがしてはなりません。

(26日付「読売」)

みなさん

広島県議会と広島市議会は河井マネーの毒が回っています。

広島県議会は定数66人に対して受け取った議員が13人。5人に1人で、河井マネー汚染率20%。

広島市議会は定数54人で受け取った議員がやはり13人。4人に1人で河井マネー汚染率24%であります。

汚職議員は即刻辞任し、新たな議員を選ぶべきではないでしょうか。

みなさん

6月26日付読売新聞と28日付朝日新聞の記事を読みますと、河井容疑者夫妻の現金配布が買収のためだったことがよく分かります。

(6月26日付「読売」)

 

河井克行容疑者は特捜部に対して、「政治的な地盤を固めるための現金配布で、買収には当たらないと主張している」のですが事実は雄弁です。

二つの記事から分かることは、 

「受領したとされる94人は、半数以上が元職を含めた地元政治家」(28日付「朝日」)で、克行容疑者の地盤の衆院広島3区、配布人数の4割です。配布先が多かったのは安芸高田市(6人)と北広島町(5人)。安芸太田町では町長だった小坂真治氏が20万円を受け取ったと明かして辞任しました。

さらに広島市安佐北区、同安佐南区でも計7人。克行議員の選出区である衆院広島3区内の全ての自治体・行政区で配られています。

 三原市は溝手顕正氏が市長を務めたところで、溝手氏の地盤。ここへ切り込むために天満祥典市長に150万円。

 さきほど言いましたように県議13人と広島市議13人 票を沢山持っている人に渡している。

 広島3区以外の一般市は廿日市市議が2人、呉市、尾道市、江田島市が各1人。有権者の少ない町会議員には広島3区を除き配らない。

 その例外が府中町・繁政秀子議員で、「河井あんり後援会長」だったからです。

票を狙ってお金を渡していることは明らかではないでしょうか。

読売新聞は「有力議員の集票力狙う?」「溝手派切り崩しも」という見出しを付けていますがその通りです。

みなさん

繁政議員の「安倍さんから」が大きな話題になっていますが、繁政議員がウソをついているわけでも、河井容疑者が適当なことを言ったわけでもありません。

27日付「しんぶん赤旗」にも興味深い表がありました。朝日新聞の「首相動静」から河井克行容疑者と首相の単独面会を拾い、中国新聞から資金提供の日時・金額を探し出して作成したものです。

 

昨年2月末から7月にかけて、安倍総理と克行容疑者、2人だけの面会が5回あるんです。

1回目の面会のあとに案里氏を自民党が追加公認。

2回目の面会の日に案里氏が出馬表明し、その後1500万円が振り込まれる

3回目の面会のあと安倍事務所の秘書が2回にわたり広島入りし、3000万円

4回目の面会の後3000万円、4500万円、あわせて7500万円

5回目の面会の後、安倍事務所の秘書が広島入り。そして3000万円

みなさん

河井容疑者が安倍総理に何を求め、総理が何を与えたのか。あまりにも明白なのではないでしょうか。

公選法221条は、選挙での当選を目的に選挙人(有権者)などへの金銭の供与などを行った買収罪だけでなく、その買収行為をさせる目的で金銭などを交付したものにも「買収目的交付罪」が設けられていいます。資金を提供した者も罪に問われるのです

 カネで選挙を歪めること、絶対に許されません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください