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2018-05-28

演説しながら怒りがふつふつ 定例朝宣伝 141回


今日、5月28日(月)は定例の朝宣伝。当選後141回目でございます。話しながらだんだん腹がたってきました。


ご町内のみなさん

日本共産党、府中町議の二見伸吾でございます。今朝は国会の状況についてお話しさせていただきます。

みなさん

「加計学園」の獣医学部開設をめぐり、愛媛県が21日国会に提出した新文書は衝撃的な内容でした。すでに明らかになっている柳瀬唯夫総理秘書官が県や今治市、学園関係者と面会するより前の2015年2月25日、安倍総理が学園の加計理事長と面談し、学部開設について説明を受け「いいね」とコメントしていたというのです。総理はこれまで国会で加計氏から開設の相談や依頼があったことは一切ないと繰り返し、計画を初めて知ったのは昨年1月だとしてきました。新たな文書はそれを覆すものです。国会を欺いた総理の進退が問われます。

 

みなさん

安倍総理は当日質問に答えず翌22日になって慌てて面談を否定しました。愛媛県の中村知事が参院予算委員会の求めに応じて国会に提出した文書は、柳瀬元秘書官との15年4月2日の官邸での面会に関連したものです。2月25日に加計理事長が安倍総理と面談、今治市に設置予定の獣医学部では国際水準の獣医学教育をめざすことなどを説明し、総理から「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」と言われたと明記した文書がありました。

理事長と総理の面談は文書の他の部分でも再三登場し、その中には「理事長と総理との面会を受け、柳瀬秘書官から資料提出の指示あり」などの文言もあります。総理の面談がきっかけとなり、官邸や内閣府などが動いた可能性は極めて高い。2015年2月と言えば愛媛県と今治市が「国家戦略特区」に名乗りを上げ、安倍政権が「日本再興戦略」で獣医学部開設の条件を決める時期より半年近く前です。早くから学園の計画を意識して、「加計ありき」「安倍ありき」で検討したことは明らかです。

みなさん

安倍総理はこれまで国会で、加計氏は長年の友人だが「私の地位を利用して何かをなし遂げようとしたことは一度もなく、獣医学部の新設について相談や依頼があったことは一切ない」と主張し、学園の計画を初めて知ったのは「国家戦略特区」の今治市での獣医学部開設が決まった昨年1月だと説明してきました。学園は「国家戦略特区」以前の「構造改革特区」でも繰り返し獣医学部開設を申請していましたが、総理はそれも知らなかったと答弁しました。

愛媛県の新たな文書の通りなら、総理は国会で虚偽答弁を続けてきたことになります。総理は面談を否定しましたが、根拠は示せません。同じ文書の中で学園関係者と2015年2月に会ったと指摘された加藤勝信官房副長官――いまは厚労大臣ですが――面会を認めています。

一連の愛媛県文書の信ぴょう性は高く、総理の全面否定は通用しません。

みなさん

愛媛県の新文書には柳瀬氏が面会で「首相案件」「総理案件」と発言した復命書や出席者の概要メモ、総理と理事長の会食の際、下村博文文科相が消極的だったので官邸に働きかけてほしいと学園から要望されたという内容もあります。

総理が長期間にわたって虚偽答弁で国会を欺き続けてきたとすればことは重大です。

安倍総理をかばうためでしょうか?

「加計学園」は一昨日の土曜日、獣医学部新設を巡り、安倍晋三総理が2015年2月に学園の加計理事長と面会したとする県の新文書の記載について、面会は「実際にはなかった」とし、県と市に誤った情報を伝えていたというコメントを発表しました。

本当は会っていなかったけど、会ったかのように嘘をついたというのです。嘘の上塗りとはこのことです。

仮に本当だとしたら、うそをついて県や市の補助金をえようとした、詐欺に当たります。

会ったのか会っていないのか、真相を明らかにすることが求められます。

みなさん

「森友」問題でも、総理や妻の昭恵氏の関与を浮き彫りにする文書が国会に提出されました。だれが何のために文書を改ざんしたり、交渉記録を隠したりしたのかの調査報告はこれからですが、長期間にわたって自らや妻の関与を否定し、国会と国民をだましてきた総理の責任は重大です。昭恵氏や、改ざんと隠ぺいへの関与が濃厚な佐川前理財局長らの証人喚問を含め、問題を徹底解明し、総理の責任を明確にすべきです。

 

みなさん

新たに財務省が提出した改ざん前文書と交渉記録は、「森友」への国有地の異例な貸し付けや売却、値引きなどがまさに総理や昭恵氏が関わって行われたことを浮き彫りにしています。

2015年7月31日の籠池理事長の近畿財務局統括国有財産管理官との応接記録には、「小学校開設に関しては、阿部総理、阿部総理夫人、自民党幹部も認識している(ママ)」と記録されています。同年11月12日には田村国有財産審理室長が、昭恵氏の「森友」小学校の「名誉顧問」(名誉校長)就任を前提に国有地の貸し付け・売り払いについては、「最大限の配慮をして対応している」などと答えています。

近畿財務局が本省と相談した「本省相談メモ」も一部公表されました。理事長らが昭恵氏を建設予定地に案内した際、「いい土地ですから、前に進めてください」と言われたことが、改めて明記されています。

みなさん

安倍総理は、国民の命と安全を守るためだといって、いまの憲法を変えようとしていますが、このように自分の身内を依怙贔屓(えこひいき)するような安倍政権のいうことを信じられるでしょうか。

朝鮮半島の情勢も大きく動いています。6月の米中会談は中止と金曜日に報道されましたが、昨日、南北首脳会談が開かれ、来月12日の米朝会談の可能性が有望となっています。

トランプ大統領は金正恩氏にあてた書簡で「私は、あなたとの間ですばらしい対話が築かれつつあると思っていた。そして結局、対話こそが重要だ。いつの日か、あなたと会えることをとても楽しみにしている」と伝えていました。北朝鮮の外務次官も談話で「われわれはいつでも、いかなる方式であれ、向かい合って問題を解決する用意がある」と述べました。対話で問題を解決する流れは決して途絶えてないのです。

みなさん

恥ずかしいことに、トランプ大統領が会談を中止すると言ったときに、それを支持したのは、世界で1人、安倍総理だけなんです。管官房長官がそういった。「安倍首相の外交努力によって、トランプ氏を引き込んで、圧力をかけ続けてきた」からいい方向に向かっていると。

たった1日で情勢が動き、米朝首脳会談が復活すると、180度態度をかえて、これを歓迎する。

今朝の中国新聞のみだしには「振り回される日本」とありますが、主体性がなく何でもアメリカいいなりだからこういうことになる。

韓国の文在寅大統領が南北会談によって局面を変えたのと大違いです。

本来であれば、憲法9条を持つ日本こそが、文大統領のようなイニシアチブを発揮して、アジアの恒久平和実現へ力をつくすべきではないでしょうか。

ふたみ伸吾 ほっとらいん

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