実録 「国旗掲揚」慎重審議を求める動議をめぐるやりとり 

12月議会の議事録ができあがり、以下、私と西議員とのやりとりを抜粋しました。

国旗掲揚をめぐる論議の全体は「〈国旗〉に反対するものは〈非国民〉だと副議長」をご覧下さい。


○12番(西 友幸君) 加島議員、以前やられたときですね、全員でないといけんと。

全員であるいうことはなかなか難しい思うんですよ。議員はそれぞれ一人一人意見を持っているわけなんですよね。それで、いろんな党の思想とか党派もあると思うんですよ。それを議員の個人の意見を無視して単独でみんなでないといけんいうこと自体がそもそも間違っております。これは。

私、きのうですね、日英協会行って、日本と英国の協会なんですが、チャーチルがヒトラーに攻められてイギリス国民としての真意を市民に出て問うたわけなんですね。そのときもうイギリスに軍隊ないという状態で、それでもチャーチルが国民に問いかけて、議員皆チャーチルに反対なわけなんですが、それでも頑張ってドイツ、ヒトラーをやっつけたわけなんですよね、連合国として。

そもそも議員一人一人の意見が一致するというのは、ほぼおかしいと思います私は。

議運というより、議場の全員協議会で、議運いうのは全員が入ってません。議会運営委員会は。私は、本会議場で全員の中で決めていくべきだと思います。どこが全員協議会できめにゃいけんいう理由に書いてありますか。加島さんは、単に全員が賛成したほうがいいんじゃないかということを述べられただけであって、それはあくまでも全員の意見が一致するいうのはあり得ません、これは。

私は、日本国民として国旗を上げるのは当然の義務じゃと思ってます。日本の豊かな自然で生まれ、そして日本の思想、自由な文化に育まれて育ってきたわけなんですよね。それを国旗を上げんいうようなもう非道徳なこと、あり得んと思ってます。はっきり言って。

何を言われとるんかと私はもう唖然としてますけどね、本当日本の自由と、こんなに共産党が自由に物をしゃべる。そんな国いうてないですよ。中国なんか本当ひどいですよ。皆、意見を抑えてですね。私はもう全員。

○7番(二見伸吾君) 議事進行。

○12番(西 友幸君) ちょっと、私が発言まだしよるわけですから。どうです。やめますか。

○議長(中村武弘君) まだ発言中です。

○12番(西 友幸君) 発言ですよ、私の。ちょっと失礼ですよ、共産党。

ですから、全体の議員の中でやれば、議運というのはもう半分ぐらいの議員の中でまとめていこうというわけですよ。そんなひどいこというてありませんよ、これ。みんな一人一人思想を持って、日本国民として堂々として生きていっとるわけですから、それを上げないなんて何て非国民なことを言うんか、私は理解できんのですが。
以上です。私のほうは。

○7番(二見伸吾君) 議事進行。

○議長(中村武弘君) 7番二見議員。

○7番(二見伸吾君) 意見の異なる者に対して非国民という言い方はないと思います。これは撤回していただきたい。
山口議員は全会一致ということは一言も言ってない。山口議員が言ってるのは、慎重審議をすべきだということを言ってるんで、全然違う。西議員が言ってることは、言ってないことで批判してるじゃないですか。こんなでたらめな話ないです。

○議長(中村武弘君) 12番西議員。

○12番(西 友幸君) 二見議員に非国民言うたのは、私が確かに言い過ぎだと思いますけど、これは議員というのは我々議会に出て、それぞれいろんな意見を言うことを与えられて権限を持っとるわけなんですよね。

それで、議運の中でもむというのは、要するに出席できない議員もいるわけなんですよね。それを私は言っとるわけで、全体、全員議員がおりますよね。きょう1人、小菅議員が休まれてますけど、あとはほとんど、議長は発言権ありませんが、あとはほとんどの議員が今、きょうそろってるわけなんですよね。その中で話して議決していくことに何の異議があるんでしょうかいうことが本来の私の言いたいことなんですけど、議運いうのは皆さん何人かで選ばれた、マツダの関係、あとは党の関係ですね。

そういった代表の中で話し合われていくわけなんですよね。私は全体の中で、全部の議員の中で賛成、反対があって、私はこれは当然のことだと思っておりますけど、全体が賛成いうのは、私は本来あんまりないと思うんですよね、よっぽどのことじゃないと。それを言いたかっただけです。

○7番(二見伸吾君) 議事進行。

○議長(中村武弘君) 7番二見議員。

○7番(二見伸吾君) もう一点の点でもですね、山口議員は提案としては議運へ差し戻しということでしょうけれども、もう一点、やっぱり発言の中で、動議の中で、議運や全員協議会でと。前回も、全員協議会2回も開いて熟議をしてきてるわけです。

今回、そういう全員で参加できないというふうに言ってますけども、それは全員協議会、議運に差し戻した上で全員協議会を開けばいいだけで、そこで皆さんの一人一人の意見、前回もそうしたわけです。

ですから、今の西議員の発言は、言いがかりでしかないというふうに思います。

○議長(中村武弘君) 12番西議員。

○12番(西 友幸君) 実際にですね、ここに出されてですね、賛成いただいてる議員がもう十数名いらっしゃるわけなんですよ、実際。それを現実的に印鑑押したの皆さん持っとられるでしょう。その中で差し戻して何を議論しようというんですか。同じ結果になると私は思いますけど。それぞれ自分の信念を持って印鑑を押されたもんでありですね、これは。それをまた否決して、またわけのわからん理由で全員でないといけんというようなことでやられて、ここに十数名の印鑑が押してあるわけなんですよ。私は賛成、ここで賛否とってやっていただいて、これでいいんじゃないかと思って。それぞれ議員いうのはそれぞれの例えば意見を持ち、例えば思想的なもんもありますね。そういったもんからの反対もあると思って、それはしょうがないと思います。それはその人らの考え方であって、私は私で今繁政議員が出された提案に賛成したいと思います。それで、ここで採決をお願いしたいと思います。

○7番(二見伸吾君) 議事進行。

○議長(中村武弘君) 7番二見議員。

○7番(二見伸吾君) ですから、山口議員が動議を提出したわけですので、この動議について採択ですかね、賛否を問うということをお願いをしたいと思います。


「非国民」は失礼に当たらないと西議員

国旗掲揚をめぐる府中町議会での論議の経過 2005-2007

「国旗」に反対するものは「非国民」だと副議長

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