宮口はるこさんの勝利で金権腐敗政治からの転換を
◆ご町内のみなさん
おはようございます。日本共産党、府中町議の二見伸吾でございます。
◆みなさん
参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件で有罪が確定し、河井案里前参院議員の当選が無効になったことに伴う広島再選挙が4月8日告示、25日投票で行われます。
日本共産党は、無所属新人の宮口はるこ氏の勝利に全力をつくします。
宮口氏は、コロナ禍でさらに弱者になった障害者、女性に光を当てるために立候補。金権腐敗選挙の払拭に向け「再選挙で県民に意思表示してもらわなければならない。一生懸命頑張ります」と訴えています。
◆みなさん
野党に対して共闘を求めてきた「市民連合」と宮口氏のあいだで3月28日、政策協定が結ばれました。それを紹介させていただきます。
1、河井夫妻による大規模買収事件に代表される金権政治は民主主義を壊すものであり、政治不信を増幅させるものです。事件の全容解明を通して金権腐敗選挙を払拭することにより、公正・公平で、透明性のある政治と地方自治の確立を求めます。
2、新型コロナウイルス対策として、医療・公衆衛生体制の抜本的な見直しと拡充を行い、社会経済活動の自粛や休業に対する補償について、充分な予算措置を講じることを求めます。
3、核兵器廃絶をめざし、核兵器禁止条約参加を日本政府に求めます。
4、中長期的に原子力エネルギーに対する依存度を低減し、最終的には原子力エネルギーに依存しない社会をめざすための政策を推進するよう求めます。再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、太陽熱、バイオマス〈食用農作物を除く〉等)はエネルギー自給率の向上や温室効果ガス排出量の削減の有効な手段であり、原子力エネルギーに代わるエネルギー源の柱とするべく導入拡大を進めていくことを求めます。
5、平和憲法を擁護し、安保法制・共謀罪など立憲主義に反する諸法律を廃止することを求めます。一人ひとりの人間としての尊厳が守られ、基本的人権とりわけジェンダー平等が社会に定着していくことを求めます。
6、「自助」と自己責任を優先させる社会から、市民のいのちと暮らしを最優先させ、「公助」を基本として、皆が支え合う社会にしていくことを求めます。貧困と格差の拡大を是正するため社会保障制度を充実させるよう求めます。農林水産業を保護育成し、地域経済の発展をはかるよう求めます。
◆みなさん
今回の選挙、「政治とカネ」をめぐる問題が最大の争点です。
河井事件は、自民党本部が1億5千万円もの資金を提供し、河井夫妻がばらまき、受け取った政治家の大半が自民党という金権腐敗事件です。菅総理、安倍前総理、二回幹事長の関与がしてきされていますが、謝罪も説明もありません。二階幹事長に至っては「他山の石」などといって全くの他人事です。
カネを受け取ったことを認めた議員は37人。辞職したのは府中町議だった繁政さんほか数人。県会議員13人、広島市議13人は居座ったままです。裁判で、受け取ったお金が買収資金だと認めておきながら、反省はありません。
西田氏の選対本部の立上げの会合には、河井克行・案里夫妻から多額の現金を受け取った市議県議が多数参加し、再選挙に向けての活動を行っていこうとしているとマスコミは伝えました。
本来であれば公民権停止になって選挙に関わる資格がないはずの者が、選挙に関わるという「異常な状況」になっています。
◆みなさん
自民党公認、元経済産業省課長補佐で新人の西田英範氏は、買収事件について「あってはならない。政治不信を回復するため、しがらみのない真っさらな人間として広島に飛び込む」と記者会見で述べました。しかし、西田氏を支える側はまっさらでなく真っ黒です。
カネで議席を買う、金権腐敗政治をなくしていくために、この参議院再選挙、自民党候補を勝たせてはなりません。自民党候補が勝ったらならば、元の木阿弥。時が経てばまた、買収事件が起きます。
◆みなさん
4月25日には広島の再選以外にも、衆議院北海道2区、参議院長野選挙区の補欠選挙があります。日本共産党は、北海道では、立憲民主党の松木けんこう前衆院議員を、長野では、立憲民主党新人の羽田次郎氏が野党統一候補を支援します。
今度の再選挙は、全国が注目しております。
発足から半年余りたつ菅政権の下で、「政治とカネ」の問題や、各省に広がる接待の疑惑が相次ぎ、国民の不信は高まる一方です。数々の疑惑の大本には、安倍前政権から続く、政治の腐敗・堕落・劣化があるのは明白です。ゆがんだ政治を根本からただすには、政権交代しかありません。
広島での勝敗が全国に与える影響は大きい。
野党統一候補の宮口はるこ氏へのご支持・ご支援をお願いいたしまして、この場での訴えを終わりにいたします。
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