「選挙に行こう!」第4章 政治を変えれば社会保障はよくなる

広島3区は?

上のグラフは私が作りました。ここ広島3区でも河井克行と書いた人は有権者の23%にすぎません。

立憲民主党から立候補した塩村文夏さんは17%。その差6%です。棄権をした人は50%。

ですから広島3区でも棄権した人の1割ちょっとが投票所に行き塩村さんの名前を書いていたならば、河井あんりの事件も起きなかったかもしれない。

野党共闘はできた。

あとは棄権してきた人たちが投票所にいくかどうかが、政権交代と政策転換のカギを握っています。

今年4月の参議院広島選挙区再選挙で野党候補、宮口治子氏が自民党候補(西田英範氏)に勝ちました。河井買収事件にうんざりした自民党の支持者が選挙に行かなかった。一方、これまで野党を支持してきた人たちの9割近くが選挙に行った。2017年の選挙結果との比較から分かります。

 

2019年の野党2人の合計が51,569票で、宮口さんは57,359票で、前回の88%。

一方自民党の2人の合計は83,018票でしたが、西田さんは53,627票で、前回の65%しか取れなかったのです。

自民党支持者の公明党候補への目は厳しいようです。西日本新聞が「『政治とカネ』激震地、自公に漂う不穏な空気」というルポを載せています(10月29日)。

公明党は自民党支持者の票がないと当選できない。しかし「政治とカネ」問題によって自民党支持者の気持ちは依然として冷えているわけです。野党候補が勝つ条件は十分にあります。

不断の努力 日本国憲法第97条&第12条

日本国憲法で始めましたので最後も日本国憲法で締めくくりたいと思います。

第97条この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果(fruits of the age-old struggle of man to be free)であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
第12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて(by the constant endeavor of the people)これを保持しなければならない。

第97条と第12条は草案では一つのものでした。こうして並べてみると呼応していることが分かります。

基本的人権は、これまで世界の人々が自由を手にしようと努力(struggle)してきた成果。だから、それを失わないためには、人々はたえず努力(endeavor)しなければならない。そういう努力の一つが「選挙に行く」ことなのです。

「選挙に行こう!」

(以上)

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