toggle
2026-04-11

府中町の単独市制を考える その1


市という名称を過大評価

町長は、府中町を「市」にしようとしています。

この中国新聞(2026/4/11付)の見出しをみると、あたかも市になることが決まったかのような印象を受けます。

しかし、昨日の特別委員会で、市制移行に賛成を表明した議員はゼロ。

多くの議員が疑問や反対の意思を表明しました。

具体的なメリットはあるのかと問うと「目に見えるものはない」という答弁。

「町は田舎で市は都会というイメージだから、市になれば企業誘致、少子高齢化対策、人口減少対策になる」

「市になることで全国的な情報発信力が高まる」

市という名称を過大評価しているとしか考えられません。

TSS(テレビ新広島)ニュース「広島・府中町の「市制移行」早ければ2028年度中の実現目指す 住民向け説明会、アンケートも実施予定」より。

混乱をきたす市の名称

テレビ新広島のニュースからです。

 
【府中町議会 二見 伸吾 議員】
「府中町が市になるにあたって府中市になるのは絶望的。新たな自治体の名前が、ブランド力どころかよくわからない自治体の名称になってしまうのではないか」
名称より大切な問題があり、特別委員会での質疑でもインタビューでも色々発言しているのですが、この部分が切り取られました。
というわけで、とりあえず市になったときの名称問題について、特別委員会のために準備した発言原稿から該当分を紹介します。
******
すでに東京と広島に2つ府中市がありますので、絶対に府中市にはなれない。

町長が「3カ所目の府中市になるのは無理がある」と中国新聞インタビューに答えている通りです。
選択肢は2つです。1つは府中とは全く別の名前にすること。
愛知県知多郡美浜町と南知多町の合併によって「南セントレア市」というのが出来そうになりましたが、合併そのものがご破算になりました。
仮に市になる場合、「府中」の名をなくして全く別の名前にすることはおそらく支持が得られないでしょう。
もう1つの選択肢は府中町の前に、何かをつけることです。
「安芸府中市」という話も聞きます。
一番無難な名称だと思いますが、「安芸郡府中町」の「郡」が消えて、「町」が「市」になるだけで、変わったなあという印象を受けません。
石川郡野々市町が野々市市になる。
愛知郡長久手町が長久手市になる。
南埼玉郡白岡町が白岡市になる。
山武郡大網白里町が大網白里市になる。
岩手郡滝沢村が滝沢市になる。
黒川郡富谷町が富谷市になる。
筑紫郡那珂川町が那珂川市になる。
2011年以降に単独市制になった市ですが、みんなすっきりしている。
しかし、府中町の場合にはそういう効果は期待できません。
さらに問題は「安芸」と名のつく自治体がすでに4つあることです。
県内には安芸高田市、安芸太田町、広島市安芸区、高知県には安芸市もある。
そこへ「安芸府中市」ができれば、「どの府中?どの安芸?」とこれまで以上に混乱することになるでしょう。
「市制移行の議論の中で、市名を考えることは大きな意義がある。地域の将来を真剣に議論するきっかけになる」と町長は言います。
いま、町長の提案どおり市名を考えてみたわけですが、慣れ親しんでいる府中町のままでいる方が混乱がなく、2つの府中市とは「うちは町だから」と区分けできる。
他の単独市は、府中町のような悩みがなく、さきほど紹介したように、過去の町名を残しつつ、すっきり市に移行したわけです。
町から市への名称変更はデメリットしかないと考えます。


赤色が府中町
ピンクが「安芸」のつく自治体 安芸高田市、安芸太田町、広島市安芸区
青が府中市

ふたみ伸吾 ほっとらいん

ふたみ伸吾にメッセージを送る

生活相談、町政への要望、ふたみ伸吾への激励など、メッセージをこころよりお待ちしています。

     

    関連記事

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

    PAGE TOP