儀保氏は1985年生まれ。大宜味村出身。広島大法科大学院卒。島ぐるみ名護副代表を務める。
国頭郡区には新人の喜納政樹氏(51)も玉城県政に与党的立場から立候補を表明。現職の仲里全孝氏(59)も自民公認で2期目を目指す。
(武井悠)
12月18日、「沖縄・辺野古に新基地をつくらせない広島実行委員会」主催の講演会「辺野古、高江、基地建設の強行で失われるもの」に参加しました。
講師は、沖縄大学名誉教授の桜井国俊さん。
講演の最後に、桜井さんは儀保(ぎぼ)昇さんからの手紙を紹介しました。
私は日本という国は法治国家であると教えられ信じて生きてきました。しかし、もうそれは全くの虚構であると分かってしまいました。この一ヶ月余りの国家権力の先兵としての機動隊(それも全国から集められた500人もの他府県の)暴力的な振る舞いを自分の身体で受けてのことです。
法治国家なら警察が私たち市民に対してなんらかの実力行使を行うとき、当然ながらその法的根拠を示す義務があります。しかし、現在の高江でその常識は通用しません。ヘリパッド建設工事に反対し、抗議する私たちを力と人数で抑え込み、ひたすら規制するだけで、説明もなく法的根拠も示さずに実力行使あるのみです。
この沖縄のヤンバルでは日本国の法律は適用されずに、アメリカの都合優先の日米地位協定だけが「法律」です。
日本人全体に言いたい。ここは沖縄という辺境ですが、日本の一部のはずです。であれば、ここで起こっていることは、これからの日本のどこでも起こりうることです。自分のこととして考えてみませんか。それともここは日本ではもはやないと……。
日本政府はいつまでものようなことを続けるのでしょう。そして日本人はいつまでこのような政府を支持し続けるのでしょう。
(「ヘリパッドいらない住民の会」の儀保昇さん)
とても不思議な気分になりました。なぜなら、この講演会の後、儀保昇さんの娘、「儀保唯さんを送る会」に出席する予定だったからです。
儀保唯さんは、広島で法科大学院を卒業し弁護士になりました。憲法ミュージカルに主演したこともあり、歌って踊れる弁護士です。そして憲法と平和を守ることに情熱を傾けている素敵な人です。
「送る会」には、憲法ミュージカルの常連メンバーと高校生が参加。
みなさんから「沖縄で憲法ミュージカルを」「寂しくなるけど、みんなで沖縄に行くからね」などの発言があいつぎました。
私は、お父さんの手紙が講演会で紹介されたことを伝え、「沖縄で、日本の法律が法律として通用するよう、弁護士として頑張ってほしい」とエールをを送りました。がんばれ!儀保唯!
儀保唯弁護士は現在
岡野法律事務所 名護支店 にいます。
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頑張れ! 儀保唯!
6月16日投開票の県議選で、新人で弁護士の儀保唯氏(38)が1日、国頭郡区(定数2)から無所属で立候補すると表明した。玉城デニー県政に与党的立場をとる。儀保氏は貧困や差別、教育問題の解決を政策に挙げ「これまで学んできたことを社会に生かす意味でも貧困問題に取り組みたい」と語った。
儀保氏は1985年生まれ。大宜味村出身。広島大法科大学院卒。島ぐるみ名護副代表を務める。
国頭郡区には新人の喜納政樹氏(51)も玉城県政に与党的立場から立候補を表明。現職の仲里全孝氏(59)も自民公認で2期目を目指す。
(武井悠)
頑張れー