川﨑市議補選 法政大学同窓生として応援に
総選挙の投開票日(2017年)10月22日は、川崎市議会議員補欠選挙の投開票日でもあります。
立候補を予定している日本共産党の後藤まさみさんは、法政大学の後輩。
都議選で2人区を勝ち抜いた原のり子さんの応援も一緒にしました。
「まさみのときも応援にいくから」という約束を果たすべく9月30日に法政の仲間たちと応援にいきました。
以下は私と原のり子さんのスピーチです。
すてきな写真は長島可純さんに撮っていただきました。
◆学童保育と女性労働を研究した後藤さん
広島県府中町の町議会議員をしております二見伸吾と申します。後藤まさみさんと同じ法政大学で学びました。後藤まさみさんに、なんとしても川崎市議会で活躍してほしい、その思いで駆けつけてまいりました。
後藤まさみさんは大学で、学童保育と女性労働について研究。なぜそういうことを研究のテーマに選んだのか、と聞いてみました。
自分は母子家庭で親一人子一人、学校が終わると自宅ではなく、近所のおじさん・おばさんの家に、その日その日違う家に行って、とても寂しくてつらかった。でも、お母さんもがんばって、一生懸命に働いている。そういう思いをしながら、小学生時代を過ごした。だから大学で、お母さん方が働き続けられることとともに、小さな子どもたちが元気で学校に行けるようにと、学童保育と女性労働の関係について研究されたそうです。
◆建設国保 申請書類から組合員の暮らが見える
大学を卒業した後藤さんは、労働金庫そして建設国保に勤めました。建設国保では、けがをしたり、病気になった組合員さんが申請し、その書類を一枚一枚見て手続きをすすめていく、そういう仕事でした。地味な仕事ですけれども、組合員さん一人ひとりの暮らしが申請書類から見える、そういう思いで仕事をしてきた、と話してくれました。
議員の仕事は、地道にこつこつやらなければなりません。そういう仕事を後藤さんは十分にやることができます。
◆はたの君枝衆院議員秘書として
後藤さんは、神奈川県議会の候補をし、国会の秘書、はたの君枝衆院議員の秘書にもなりました。国会議員の仕事、国会議員の秘書の仕事、これも地味で大変な仕事です。議員を支え、法案を審査し、現場を歩いて質問を考える。政策もつくる。こういう仕事も後藤さんはしてきました。
◆就学援助の入学準備金を3月から支給できるように奮闘
国会秘書としてさまざまなことに取り組んできた後藤さんですが、私の仕事に直接かかわることがありましたので紹介します。
私は広島県府中町の町議会で総務文教委員会に属しております。ここで取り上げるテーマの一つに就学援助があります。
子どもが学校に行くための費用をサポートする制度です。そのなかに入学準備金があります。
小学校でも中学校でも入学するときにはまとまったお金がいります。小学校では、ランドセル、中学校では制服にたいへんお金がかかります。入学準備金は、今までも支給されてきましたが、多くのところが学校に入った後なんです。先にお金を工面しなければなりません。
そうではなくて、学校に入る前の3月に支給できないかと、共産党国会議員団と全国の共産党地方議員が力をあわせてがんばっています。
◆後藤さんは市議会ですぐに活躍できる
そういうなかで、3月に支給する自治体が増えてまいりました。共産党国会議員団、各地の自治体議員団の要求が実って、文部科学省が入学前の支給も可能にする通知を出したからです。後藤さんはこの問題について、『議会と自治体』という雑誌に論文を寄せています。そこで全国の取り組みや国会での取り組みを紹介して、私たち地方議員を励ましてくれました。
国会議員を支え、さまざまな政策提言をつくってきた後藤まさみさんなら、川崎市議会ですぐにでも活躍することができます。
母子家庭に育った後藤さんは、常に弱い人の立場に立ってものを考え、研究し、行動してきました。そのすべてが、いまの後藤さんにギュッとつまっています。地元・桜本のみなさんのお力で、後藤まさみさんを川崎市議会へと押し上げてください。このことを申し上げたくて、広島からやってまいりました。ぜひ、よろしくお願いいたします。
マイクを持つのは70年代前半のもっとも激烈なときに法政でがんばった、ふくろう先輩こと金谷さん。
原のり子都議と私
【原のり子都議のスピーチ】
◆市民と力を合わせれば政治を変えられる
私たちは、後藤まさみさんを応援しようと集まってきた元法政大学生のグループです。後藤さんと一緒に大学で勉強してきた仲間です。
私は、東京都議会議員の原のり子といいます。7月に都議会議員選挙があって、そこで初めて当選させていただきました。私の地域は、清瀬と東久留米という地域なのですが、定数は2でした。ここで、自民党の現職都議などが落選をして、私は市民のみなさんの力で押し上げていただきました。私は都議選の経験からも、いま力を合わせれば、市民のみなさんの力で政治を変えることができると確信しています。
◆総選挙 はたの君枝さんが共産・社民の統一候補に
国政を見ると、選挙で当選をしたいがために希望の党に入ったり、民進党などは党をほぼ解散状態にして、希望の党に推薦してもらおうという流れになってしまっています。私は、政治家はなんのために政治家になったのかが問われていると思います。選挙に勝ちたいがために動くような人たちがいっぱいいるなかでも、共産党と社民党は力をあわせて統一候補をつくろうということで、後藤まさみさんも活動しているこの地域では、国会議員のはたの君枝さんを総選挙で統一候補として応援しようということが決定しています。この流れのなかで、力をあわせて政治を変えていきましょう。
◆改憲・安保法制を容認する希望の党 安倍政権退陣へ市民とともに進みたい
私は都議会で、小池百合子都知事と議論しています。都知事は、残念ですけれども公約を裏切っていく方向になってしまっているんです。特に、憲法9条を守る、その立場に立つかどうかということを先日質問しました。都知事は、憲法9条に限らず改憲議論を前に進める、といいました。憲法を変えようということを発言しました。さらに「希望の党」は安保法制を容認する。
みんなが反対して、戦争につながる流れをくい止めようと市民のみなさん立ち上がったわけですが、これには背を向けている状況になってきています。
こうしたなかでも、市民連合のみなさんや社民党のみなさん、他にも心ある人たちが力をあわせて総選挙で安倍政権を退陣に追い込もうと取り組んでいます。
◆平和と民主主義、共生できる社会を守る後藤まさみさん
ここ川崎では大事な市長選と市議補選があります。市議補選は、ずっと無免許のまま車を運転して活動していた人が辞職に追い込まれて行われる選挙です。こんなでたらめなことをしていた人たちが議席を引き継ぐようでは困ります。後藤まさみさんは、本当に誠実で、みなさんと一緒に活動を続けてきている、大事な女性の活動家、政治家です。みなさんの大きなお力で押し上げていただきたいと思います。
私は後藤さんと、実は高校の時から一緒でした。大学にいってからも、勉強をしながら学生の自治会を民主的なものにしようと取り組んだり、平和の問題では核兵器廃絶で広島に行き勉強してきました。
平和と民主主義をなによりも守る、そして桜本のみなさんがこれからも共生して生きられる環境を守りつくっていくために頑張れる候補です。後藤まさみさんを押し上げてください。心から訴えて、この場での訴えとさせていただきます。
この日駆けつけ法政のなかまと。
真ん中(ボクの隣)で手を挙げているのが後藤まさみさんです。
後藤まさみさんは、2019年4月の川崎市議選で見事当選しました。