3月11日、今日は町内の2つの中学校の卒業式です。私は府中中学校の卒業式に参列しました。
校長は式辞で「凡事徹底」を強調しました。何でもないような当たり前のことを徹底的に行うことです。何の説明もなしに使われましたので平生から生徒に「凡事徹底」の大切さを説かれていたのでしょう。偉大な科学者、パスツールの、「チャンスは天からは降りてこない。準備をし、地道に努力した者にだけ訪れる」という言葉も引かれました。
平凡なことを地道に努力することは難しい。それをなしとげることを非凡というのでしょう。
40年前の中学生だった私も心にとめておきたいと思いました。
「あっという間に過ぎた、充実した3年間」と答辞が読まれたとき、「ああ、そうだったなあ」と自らの中学校3年間が蘇ってきました。あの3年間で自分の人生の骨格ができ、あとはジグザグを経ながらつねに15歳の自分に立ち返り、考え40年近く生きてきました。私の原点は15歳です。
卒業生、1クラスずつシュプレヒコールをあげて退場していきます。それまで普通にしていた子どもたちが「ありがとう」と叫んだ瞬間、思い溢れて涙をこぼしていました。
40年前の中学生も目頭をあつくしました。
卒業おめでとう。凡事徹底して未来を掴め!