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2017-10-04

総選挙で問われるもの(2) 消費税と暮らし編

本番で候補者カーに乗る以外で、私たちがハンドマイクを持って訴えることができるのは公示前日(9日)までです。毎日、ハンドマイクを原付レッド2号に積んで演説して歩いております。昨日3日が6箇所、今日4日は7箇所で訴えました。


 

(10月3日 桜ケ丘で)

ご町内のみなさん

大平よしのぶ先頭に頑張っております日本共産党でございます。わたくしは、町会議員の二見伸吾でございます。どうぞよろしくお願いします。

衆議院は9月28日に解散し、10月10日公示22日投開票で総選挙が行われます。

みなさん

覚えていらっしゃるでしょうか。8月3日の内閣改造で安倍首相は「結果本位の仕事人内閣」だと胸をはりました。しかし、国会も開かず、仕事をしないまま解散総選挙です。これでは「仕事人内閣」ではなく、「仕事しないかく」ではありませんか。

野党は、通常国会が6月に閉じたあと、臨時国会の召集を求めてきました。森友・加計問題の真相解明のためです。しかし、この野党の要求を拒否し、9月28日臨時国会を開いて、何の審議もしないまま解散です。

国会、議会というのは論議をたたかわせ、国民にとって必要な政策、税金の使い方などを決めていく場です。自分たちの都合の悪いときには国会を開かない。これでは何のために国会があるのか分かりません。

みなさん

今回の選挙、いったい何が問われているのか。いろいろありますが、今日は3つ、お話ししたいと思います。

第一に、「森友・加計疑惑」など国政の私物化を許すかどうかです。

「森友」疑惑ですが、格安で払い下げられようとした国有地は国民の共有財産であり、それが10億円近い評価額より約9割も値引きされ、破格の条件で払い下げられようとしたこと自体、国民には通用しない政治をねじ曲げるものです。当初「安倍晋三記念小学院」と名づけられ、妻の昭恵氏が「名誉校長」を務め、財務省・近畿財務局との交渉にも関与した疑いなど、疑惑は徹底して解明すべきです。

「加計」疑惑も安倍政権が始めた「国家戦略特区」に以前から「加計学園」が獣医学部開設を計画していた愛媛県今治市などが指定され、文部科学省が作成した文書には、内閣府側からの「総理のご意向」などの言葉が書き込まれていました。獣医学部が必要かどうかの検討も尽くさず開設が認められたのは公正な政治に反するものです。予想される愛媛県などの負担に照らしても疑惑はあいまいにできません。

 みなさん

第二は、くらしの問題です。

消費税増税は国民の暮らしも経済も財政も破壊するものです。問われているのは使い道ではなく、増税をきっぱり中止することです。

安倍政権が狙っている消費税率の8%から10%への引き上げについて、使い道の見直しなどは議論されたことはありません。「森友」「加計」隠しだけで、大義がない解散をごまかし、使い道の問題にすり替え、増税を押しつけようという魂胆です。

消費税は低所得者ほど負担が重い天下の悪税です。安倍首相が政権に復帰した後、2014年に消費税を5%から8%への増税し翌15年10月に10%にするという2段階の増税計画でした。

安倍政権は消費の落ち込みは一時的などと弁解しましたが、増税した途端、家計の消費は落ち込み、商店の売り上げもたちまち減りました。そして、今日まで消費は落ち込んだままです。

消費だけではありません。税収も減っています。昨年度の税収は約8000億円も落ち込みました。消費税増税はまさに、暮らしにも経済にも財政にも“百害あって一利なし”です。

みなさん

最後に、民進党と希望の党についてお話しいたします。

この間、私たちは民進党、自由党、社民党とともに野党共闘をすすめてまいりました。この野党4党は市民連合とのあいだで衆議院選挙での共通政策を確認し、4野党の党首間でも結束して安倍政権を倒すことで合意してきました。

それを前原代表は他の野党とはもちろん、党内でも全く論議のないまま、独断で、民進党として公認候補は立てない、候補者はそれぞれ「希望の党」へいってくれというものです。こんな無責任なことはありません。

小池百合子さんが代表の「希望の党」は、「日本をリセットする」「既成政治の打破」とお題目は勇ましいですが、緑色の包装紙をビリッと破れば、そこにあるのは自民党政治とうり二つ、絶望の政治です。

小池都知事はついこの間まで自民党の政治家で改憲派。「希望の党」に参加する主な政治家も、日本会議など改憲右翼勢力です。安倍政権と基本的立場は一緒です。国民が望む改革などできようがありません。

みなさん

希望の党は、民進党の人を全て受け入れるのかというとそうではありません。テレビでもやっていましたが、小池さんは、リベラル派、左派を「排除いたします」ときっぱり言いました。

そして、希望の党から立候補したければ党の指示する金をだせと言います。いくらかも分からない。そういう「協定書」に署名して判をつかなければ候補者になれないんだそうです。

さらに驚いたのは、小池代表との写真撮影は3万円。過去にさまざまな政党がありました。今もいくつかの政党があります。しかし、自民党から共産党まで、党首と写真を撮るためにお金を取ったなどという話は聞いたことがありません。まさに前代未聞です。みなさん、こんな希望の党が政権を取ったら、あれこれ理由をつけて私たちのふところからお金を巻きあげて行くに違いありません。希望はない。

そんななかでうれしい動きもありました。

枝野さんたちが立憲民主党という政党を立ち上げました。希望の党に行かず無所属でたたかう人もいます。

私たち、日本共産党は、この人たちが野党と市民の共闘で自民党政治を変えようというのならば大いに歓迎し、力をあわせて頑張りたい。

そして、この間のゴタゴタのなかで「共産党はぶれないね」「今度は共産党」という声を耳にします。嬉しいかぎりです。

今度の衆議院選挙、暴走し続ける安倍政権を日本共産党の躍進で退場させ、政治を国民の手に取り戻そうではありませんか。

 

 

(10月3日 清水ケ丘で)

 

(10月4日 城ケ丘で)

 

(10月4日 石井城)

目をつぶってしまいました。そしたら、撮影した川股さんがこんないたずら書き。寝てませんったら。

ふたみ伸吾 ほっとらいん

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    コメント2件

  • 向田 清一 より:

    毎回読んで元気をもらっています。先日のアウフフーベンの記事は参考になりましたので「ヒロシマ勤労者つりの会」の会報に記載さしていただきました。ご了承ください。

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