少し年配の方はご存知かもしれませんが、「一週間に十日来い、とことんとことん♪」いう歌がありました。酒場に毎日来ておくれと五月みどりさんが歌ったのですが、職場に「十日来い」ではたまりません。(2017年)4月から宇品工場と関連職場で「例外休出」が始まり、すでに4か月が過ぎました。宇品工場の関連職場では、長期にわたってフル休出・フル操業が続いており、「もういい加減にしてほしい」と悲鳴の声が聞こえてきます。
マツダはこの間、新型CX-5の売れ行きが好調。連合マツダ労組は、収益に大きく貢献するために増産体制に協力し、「例外休出」を受け入れました。
「例外休出」とはなにか?下の表をみてください。
マツダは完全週休2日制です。7月であれば、休みは10日あるはず。しかし、宇品第一工場(U1)、宇品第二工場(U2)で働く人は労使協定で1日と29日が休日出勤。休みが2日減らされました。会社はさらに休日出勤を労働者に強いる、これが「例外休出」なのです。
7月は8日と22日が例外休出日となりました。7月に11日あるはずの休日は4日も減らされ7日に。4月から9月まで半年間にわたっていますので「例外」どころか「通年」休日出勤ではないでしょうか。
コンベア作業はチャップリンの「モダンタイムス」のごとく、やってもやってもクルマが流れて来ます。休憩時間になるまで仕事に追いまくられます。そしてこの暑さ。例年、熱中症で倒れる労働者が続出。毎日のように救急車が工場にやって来ます。「暑くて死にそう!」とスポーツドリンクを2リットル飲む若者もいます。酷暑のなか日々長時間で休日出勤までさせられる。
「一週間にちゃんと来い!休日」です。
(CX-5)
(日本共産党府中町後援会ニュース「ひまわり」№60 2017年7月)