(1)
書き初め(年末から書いているけど)は「兵戈無用(ひょうがむよう)」。『仏説無量寿経』というお経が出典で、武力も武器も用いる必要が無いという意味です。
(左はもちろん先生に書いていただいた手本)
「兵戈無用」は憲法9条の源流の一つですが、同じ考えは聖書にもあります。それはイザヤ書にある「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする」です。
国連本部には、「イザヤの壁」があり、そこにこの文言は書き込まれています。庭にはエフゲニー・ヴチェティチが製作したブロンズ像「剣を鋤の刃へ」の銅像も置かれています(行ったことはありません)。
They will beat their swords into plowshares and their spears into pruning hooks.
Nation will not take up sword against nation, nor will they learn war anymore.
Isaiah
(「剣を鋤の刃へ」)
昔から洋の東西を問わず、凄惨な戦争が終わったあとには、なんとかして戦争をなくしたいという思い、ねがいが生まれ、伏流水としてずっと流れてきたのです。それが国連憲章や日本国憲法に受け継がれたということなのでしょう。
(2)
昨年、ビクトル・ハラの「平和に生きる権利」がチリの反新自由主義の抗議運動の中で復活。新たな詞で歌われていることを知り、感銘を受けました。
チリでも広がる「格差と貧困」に立ち向かう詞です。
人間性、兄弟愛、リスペクト(敬意)と自由のある新しい社会協定、尊厳、教育、平等を、人々の良心と連帯の力によって、恐れることなく求めていくこと。それが「平和に生きる権利」の行使なのだと歌っています。
このアイデアをいただいて、日本語詞「平和に生きる権利」2020を創りたい。
(3)
今年9月に府中町議選があります。初めての改選です。投票日は27日だと思いますので、あと270日。総選挙が秋だとすると、それぞれの地でみなさん頑張らないといけないので、ちと大変だなあと思ったりして…。[*]
一般質問も3月、6月とあと2回。3月議会は、昨年12月議会でやった「平成の合併、地方創生」に続く「自治体戦略2040」について質問する予定です。6月は何をやろうかなあ。
というわけで、今年もドタバタ、よれよれ、ヘロヘロとなりながらも、よりよい世の中をつくるために頑張りたい。
みなさん、よろしくお願いします。
[*] 府中町議選は9月8日告示13日投票となりました。