有権者の一票一票の積み重ねが政治を変えます。
28日(水)、午前中8か所、午後11か所で参議院広島再選挙の結果について報告しました。5分バージョンです。
◆ご町内のみなさん
おはようございます。日本共産党、府中町議の二見伸吾でございます。この場をお借りしてしばらくの間訴えさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
◆みなさん
25日投開票の参議院再選挙で、野党統一候補の宮口はるこさんが当選いたしました。
参議院の長野補選は羽田次郎さん、衆議院北海道2区は松木謙公さん、いずれも野党統一候補が勝利したこともあわせて報告させていただきます。
今回の再選挙で自民党の西田候補の獲った票は33万7千票、2年前の参議院選挙で自民党の河井あんり、溝手顕正両候補の獲った票が合わせて56万6千票。前回から4割も減らし、1955年の自民党結党以来初めて、広島県の参議院の議席を失いました。自民党政治ノーというのが有権者の明確な答えであります。
◆みなさん
今回の選挙で問われた第一の問題は、なんといっても「政治とカネ」です。中国新聞の出口調査で、「河井夫妻による大規模買収事件の最大の要因は何だと思いますか」という問いに対して「河井夫妻」の問題だと答える人よりも「自民党本部が提供した1億5,000万円」だと答えた人の方が多い。買収事件の大元は自民党そのものにあるというのが県民の判断です。
ところが、自民党の二階幹事長は、この買収事件を「他山の石」と人ごとのように説明して逃げようとした。岸田自民党広島県連会長は、中国新聞に全面広告を出して、「参議院議員が失職し、広島県の歴史のなかでも初めて再選挙を行うこととなりました」と、河井あんりのあの字もなく、自民党の議員とも書いていない。
これも、まったくの人ごとであります。
岸田さんは 「自民党広島県連こそが先頭に立って自民党を変えていく」と全面広告に書きましたが、河井夫妻からカネをもらった自民党の県議10人、広島市議13人は誰一人議員を辞めていません。責任を取らないのに、信用できるわけがないと有権者は審判を下したのであります。
◆みなさん
第二に問われたのは、新型コロナ感染症対策であります。東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に5月11日まで緊急事態宣言が出されました。アベノマスクの配布など意味のないことをする一方、なすべきことをせず、3度目の宣言に至った政府の責任は重大です。
◆みなさん
今回の選挙結果は、長野、北海道の補選とともに大きな意味を持っています。総理大臣が菅氏に替わってから初めての国政選挙でした。結果は3つとも自民党ノーです。
東京新聞は「菅政権発足後、初の国政選挙で菅義偉首相(自民総裁)に打撃となった。衆院の任期満了が10月に迫る中、首相の衆院解散戦略に影響を与えるのは必至。与党内で早期解散への慎重論と、首相の下での衆院選に懸念の声が出そうだ」と伝えています。
◆みなさん
秋までには解散総選挙があります。
今回の選挙結果を小選挙区別に見てみますと、県内7つの選挙区のうち5つの選挙区が野党優勢です。自民党票が多いのは広島市中区など広島1区と呉市などの広島5区ですが、広島1区の票差はわずか122票にすぎません。広島1区は岸田(文雄)さんの当選も危うい。そのことを今回の選挙結果は示している。
府中町は広島4区ですが、4区も野党票が多いのです。これからさらに大きな変化が起きるに違いありません。
世の中を変えるのは国民一人ひとり。有権者の一票一票の積み重ねが政治を変えます。
来たるべき総選挙、小選挙区で野党が統一し、勝利すること、比例で日本共産党が躍進すること。その実現のためにみなさんのご支持ご支援をお願います。
このことを最後に申し述べまして、この場での訴えを終わりにいたします。
宮口はるこさんが共産党参院議員団に挨拶に来られ、花束で歓迎。同行した立憲民主党の森ゆうこ参院幹事長からは支援のお礼と、衆院選挙に向けさらに共同を強めようとの挨拶。(共産党参議院議員・井上さとしさんのFBから)
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