待機児童をなくすために町立保育園の復活を

12月議会で取り上げる待機児問題。当初の構想では、認定こども園制度、小規模保育所・事業所内保育所の問題点、保育の質についても取り上げるつもりだった。

しかし、出来上がった原稿は、保育所整備つまり量的な問題に限定され、保育の質の問題にほとんど触れることができなかった。これはまたいつかとりあげたいと思う。

いま政府は、認定こども園をはじめとした新しい「認可施設」をつくりつつ、いずれ、幼稚園のような直接契約に変え、公的責任の及ばないものにしようとしている。「官から民へ」という流れに乗って、公立保育園を廃止し、私立保育園・認定こども園へ保育を委ねていっている。

「保育園落ちた。日本死ね」というブログが大きな話題となったのは昨年(2016年)の2月だったが、府中町はその翌月、町で唯一の町立保育園を廃止した。

定員120人。いま町が把握している待機児童は128人である。

「官から民へ」の流れが待機児童を生む要因のひとつになっているのだ。

私は、一般質問で「公立保育園を復活させよ」と吠える。私は今、静かな怒りのなかにある。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください