「パワハラ」「不当要求」をごまかす7つの手口 その7 パワハラには理由(わけ)がある?

第7に、大声を出したり暴言を吐くのは、それなりの理由があると釈明する手口です。

田中議員は、自身のフェイスブック投稿で「怒って大声を出す」「あんたは異常じゃと何度も発言」したことは否定せず、「実際には事務局長や多選議員との厳しいやりとりから出たものが大半です」などと言っています(2023/12/25)。

第2回審査会では、「防御的」「不当な攻撃への抗議」という言い方で事務局職員へのパワハラを合理化してみせました。

「それから、今みたいに、さっきも言いましたけども、提案に対して粘り強い説得をする場合と、益田議長には何度も抗議しましたけども、いろんな、不当な発言封じとかね、あるいは事務局レベルでいろいろな発言を封じたり、それはできませんと言ったりする、それに対する抗議ですよね。その防御的なこと、それはもちろんやってますから、提案すること自体でだけてなくで、不当な攻撃というか、発言封じや発言つぶしのようなこと、それに対する抗議はもちろん続けています」(会議録47頁)。

「発言封じ」「発言つぶし」「不当な攻撃」だと言い募って、パワハラを正当化する。

長時間にわたって同じ話を「粘り強く」くり返し、にやにやしたり怒ったり、きつい言葉を使い、ときに論点をすり替え、ネチネチ職員を詰める。どんな理由があったとしても許されていいはずがありません。

(おわり)

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