府中町 榎川氾濫(1) 2018年7月10日(火)
7月10日(火)午前11時31分、「榎川が決壊しているとの情報が入っています。付近の方はすぐに高いところに避難してください」という緊急速報メールが届きました。
榎川は、川の底が周りの土地よりも高い天井川。決壊すればわが家へも水が流れ込んでくる可能性があります。
唯一の私有財産であるギターと妻のウクレレを高いところに置いて役場へ。
5階の議会棟の会議室は町民のみなさんに開放し臨時避難所となり、100人以上がつめかけました。
友人がフェイスブックに、どなたかが撮影した写真をアップしてくれました。
前に見えるのは「りゅうせん幼稚園」です。ガードレールの向こう側が榎川で手前は道路。どうしてこんなことになったのでしょう?
◆昼のニュース
りゅうせん幼稚園のすぐ下、寺山橋で流木と土砂が堆積。水を堰き止め、そこから本町側に水があふれています。
(道路に沿って水が流れていった模様です。だいたいの予想図。
家の中に泥が入ったお宅がどの程度あるのかはまだ分かりません)
(正午過ぎに役場から撮影した榎川。全く水がありません)
◆午後2時のニュース
重機で堆積した流木を片づけている様子。どのくらいで撤去が完了するのでしょうか。
(これは南側から撮影したもの。画面上方が本町3丁目です)
(これは本町側〈北側〉から撮影したもので、濁流が本町側へ落ちています)
◆午後4時のニュース 写真には一台しか写っていませんが、沢山の重機で土砂・流木撤去が進んでいる様子が映し出されました。
◆午後4時45分、自宅のある宮の町側は安全のようなので帰宅することに。
役場には、毛布、水、シートなど避難用品が積まれています。
◆近づけるところまで被災現場に行ってみました。
(17時ごろ 本町4丁目 水の深さは5センチほどです)
(総社橋から下流方向。水嵩は低く、ゆっくり流れています)
(手前は源駄橋。下流に見えるのは龍仙寺橋。急に水嵩が増え、龍仙寺橋も流木で塞がれている。土砂が堆積しているのか)
(17時10分 本町3丁目 りゅうせん幼稚園の川向こう)
(上下とも、バス停「龍仙寺前」付近。バス停の向こうに見えるのが「りゅうせん幼稚園」)
(本町3丁目 県道府中・祇園線〈152線〉 石井モーターサイクル付近)
(下の写真は同じ場所の反対〈北〉方向)
◆再び役場前
〈17時36分 まだ水は流れてきていない)
◆18時過ぎ帰宅
テレビをつけると、やはり山が崩れていました。しかも一か所ではありません。
今朝、以前書いた森林整備についての原稿を再アップしたばかりでした。
「森林整備を急げ」というタイトルをつけたのですが、まさか今日こんなことになるとは。
広島の山は花崗岩が風化してできた「真砂土(まさつち・まさど)」がほとんどで崩れやすい。
森林を整備して、崩落しにくい山にしていくことが必要です。
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