道路の舗装を直して欲しいという要望がよく寄せられます。
道路に穴が空いていたり、ひび割れして、ガタガタになっているところが結構あります。
アスファルト舗装は工期が短く、舗装したては乗り心地が良く、騒音・振動も小さいのですが、その寿命は意外と短く5年から10年しかもちません。
アスファルト舗装は、暑さ寒さに弱く雨に弱い。
暑いときにはぐにゃりと柔らかくなり、寒いときには収縮してひび割れができます。ひび割れから水が染み、骨材(砂利)とアスファルトが分離して、道路がえぐれる。
自動車の重みがかかると舗装の下が空洞になり、さらに荷重がかかると穴があくといった具合です。
町も要望箇所の修繕をできる限り進めていますが、予算が足りません。
道路の新設には国からの補助があり、起債も認められていますが、維持修繕はそのほぼ全額を町の一般財源で確保しなければならないのです。
国は、高速道路の建設には熱心ですが、自治体の管理する道路の維持修繕に対しては補助すら付けない冷淡ぶりです。
道路の凸凹を直していくためには、こういう公共事業のあり方を正していかねばなりません。
(永田池の脇。ひび割れた路面。2020年1月に下のようにきれいに改修されました)
参考資料 アスファルト舗装の劣化メカニズム