子どもの医療費助成 所得制限がなくなります
府中町の子どもの医療費助成制度は
▼2016年 乳幼児までから、入院が中学校卒業まで、通院が小学校卒業までへの助成が実現。
一部負担金(1医療機関につき1回500円、月4回まで=上限2千円)が導入される
▼2024年1月~ 通院も中学校卒業までの助成が実現。
そして、2025年4月から所得制限がなくなります。
所得制限の廃止について議会で度々取り上げてきましたので、大変嬉しいですね。
2021年度決算についての意見表明から
子どもの医療費助成の拡充ですが、これまでも入院だけでなく通院も中学校卒業まで助成すべきだと発言してきました。 全国では中学校卒業まで一部負担金なし、所得制限なしが標準です。所得制限について、先日メールをいただきました。
「8月から所得制限にひっかかり、子どもの医療費助成が受けられなくなりました。このお知らせが自宅に届き、なんだか、『お金がほどほどにあるのだから、自分で勝手に育てれば』と言われているような気持ちになり、悲しい気持ちになりました」というものです。
社会保障は、所得に応じて課税し、公平・無差別平等に給付することが原則です。しかし、日本では所得に応じて給付を減らすことが当たり前であるかのようになっています。所得に応じて税負担しているのに給付が制限されては「悲しい気持ち」になるのも当然です。
岡山県で所得制限のある市町村は一つもありません。広島県内でも7市町が所得制限なし。部分的に所得制限をなくしているのが4町です。府中町も「所得制限なし、一部負担金なし、入通院とも中学校卒業まで」助成すべきです。
2022年度決算についての意見表明から
5番目に、子どもの医療費助成の拡充ですが、7年前の議員当選以後、予算・決算の審議や一般質問で、「入院だけでなく通院も中学校卒業まで助成すべきだ」と発言してきました。
2024年1月から通院も中学校卒業まで助成することが決まり、大変よかったと思います。
次は、所得制限と一部負担金をなくすようにしていただきたい。 昨年度の決算討論で紹介しましたが所得制限は大変不評です。税金を多く払っているのに給付がないのでは、税金を払う意味がない。 社会保障は、所得に応じて課税し、公平・無差別平等に給付することが原則です。 岡山県で所得制限のある市町村は一つもありません。一部負担金があるのは岡山市と赤磐市だけですが、赤磐市は医療費助成が18歳までとなっていて中学生は一部負担金がありません。 ちなみに、岡山県の通院の助成状況ですが、27市町村のなかで、岡山市が小6まで、倉敷市、津山市、玉野市、笠岡市、総社市が中3まで、あとの21市町村は18歳まで医療費を助成しています。 広島県と岡山県の助成状況は隣の県とは思えないほど差がついていますが、広島県は一貫して子どもの医療費助成に否定的です。 中学校卒業までの通院医療費の助成がこれから始まろうというときに、すぐさま18歳までにしろとは言いません。その前に所得制限と一部負担金をなくし、町内に住むすべての乳幼児、児童生徒の保護者がお金の心配なく、子どもに医療を受けさせられるようにすべきです。
子どもの医療費助成について議会での発言
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