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2026-10-19

バーコードとデザイナーの涙

10月16日、NHKの『チコちゃんに叱られる!』で「バーコードをピッとするだけで値段が分かるのはなぜ?」という疑問が取り上げられていた。

雑誌のデザイナーが、自分のデザインした表紙に初めてバーコードを見つけ、「この汚いゴミは何ですか」と言った。

流通上、どうしても付けなければならないものだと知ると、机に突っ伏して泣いてしまったという話である。

日本で雑誌の裏表紙にバーコードが印刷されるようになったのは、1986年のことだ。このエピソードも、そのころの話だと思う。

私の記憶では、デザイナーは堀内誠一、雑誌は『an・an』だった。

すぐに出典が見つかるだろうと思ったが、何冊か本をめくってみても、確認できなかった。

ひょっとすると、デザイナーも雑誌も別のものなのかもしれない。

いまでは、雑誌の裏表紙にバーコードがあっても、ほとんど誰も気に留めない。

しかし、バーコードの便利さと引き換えに損なわれる美しさを、机に突っ伏して泣くほど惜しんだ人がいた――。

雑誌にバーコードが付き始めたころには、そんなこともあったんですね。

ふたみ伸吾 ほっとらいん

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